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2018-07-09

『箔貼り』実習

漆造形家の伊良原満美さんに「箔貼り」を教えていただきました。箔貼りは、金属に薄ーい金属(銀箔とか金箔とか)を貼り付ける際に漆を接着剤として使います。あの金閣寺もこの技法で金箔を貼り付けたそうです。

漆経験ゼロだけど箔貼りやってみたいな〜、どうすればいいのかな〜と漠然と思っていたら、あれよあれよとご縁をいただきました。人の繋がりの不思議さとありがたさを実感です。

漆を塗る方法は色々あるそうですが、今回は筆で漆を塗りふぞろいに貼ってみました。薄い箔で練習した後、最後に彫金の象嵌技法で使用する厚めの銀箔でもチャレンジ。出来上がったプレートはこの後6時間かけて乾かしていきます。

漆は、乾かす=風を当てるとは異なり、温度・湿度・空気の3条件が良い具合に揃わないと乾かないそうです。固定観念が邪魔をしてドライヤーの風をガーっと当てたくなりますが、大人しく明日を待ちます。上手く乾きますように。

練っているうちに色や硬さが変わったり、気温や湿度に敏感だったり、生き物みたいで面白い。人間のように扱うとよいそうです、なるほど〜。漆そのものも勉強したくなりました。

初めてのことだらけでまだきちんと理解できていませんが、試作を繰り返して漆と仲良しになりたいと思います。

みつみ先生ありがとうございました。感謝!!!!!

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