Dec 3, 2017

おおたオープンファクトリーを終えて

去る12/2に行われた、おおたオープンファクトリー。東京都大田区の町工場が期間限定で一斉公開され、さまざまな体験プログラムを通じてモノづくりの魅力に触れるイベントです。

バスで町工場を巡るツアー内、佐々木半田工業さんの一員として『錫の箸置き作り』を行ってきました〜!

佐々木半田工業さんは錫や鉛、はんだを製造されている会社です。不純物を極限まで減らした『高純度の錫』を開発し、現在も不純物ゼロを目指してさらなる試みをされています。

製造工程について道具や原材料を見ながら説明を受けた後に、いよいよ箸置き作りへ。
材料の「元」を見て・知ってから作るワークショップは、色々な質問が飛び交い、いつもとは違った盛り上がりとなりました。

↑左上の窯で錫や鉛などを溶かし、右上の大きな柄杓ですくい、左下の金型に流し込むそうです。
↓釜代わりの鍋、柄杓代わりのお玉、金型代わりの木板で、簡易的に流し込み作業を体験していただけるのが箸置き作りワークショップの醍醐味です。

私自身も、工程や職人さんの思いを知ることで、よりモノへの理解が深まり、単なる材料という感覚ではない、新しい視点で材料と向き合える機会となりました。
また、製品としての錫と材料としての錫、同じ素材でも使い方により(当たり前ですが)捉え方や扱い方が異なることが実感できたことも面白かったです。

ご参加いただきました皆様、スタッフの皆様、そして佐々木半田工業様、ありがとうございました。

●佐々木半田工業株式会社
http://www.sasakihanda.co.jp

●おおたオープンファクトリー
http://www.o-2.jp/mono/oof/

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(おまけ話)

工場見学の中で、活版印刷に使う文字「活字鉛」が登場。活字鉛は鉛、アンチモン、錫の合金でできているそうです。

実は私、前職はライターをしておりました。入社当時はすでにデジタル印刷が主流でしたが、まだ活版印刷も少し残っており、先輩ライターさんが活版印刷がなくなっていくのが悲しいと嘆いていたことを覚えています。

いつか活版印刷の現場を見てみたいな〜と憧れを抱いておりましたが、目にすることがないままライター業からジュエリー業へと転職。

まさかこういう形で活版印刷の名残りに出会えるとは思いもよらず。人生って摩訶不思議ですね(笑)。

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